私の小さな願い事
その夜


近藤 山南 原田 総司 俺で

計画を練る



粗方、計画が決まり解散した



翌日



預かり身分から、新選組として

正式に幕府に認められた



「歳三、大丈夫?」



隊士達の手前、俺は厳しく

あらなければならない



「なんでもねぇよ」



新選組の看板を持ってきた

よりが、なんとなく俺から

感じとったのだろう






芹沢さん暗殺が終わり

葬儀に参列したあと



「歳三じゃないよな?」

「は?なんで、俺なんだよ……」

「違うなら、いいけど……」



もしも、俺だと正直に言えば

よりは、俺を嫌うだろう




よりが、仲間を大切にしていたこと




俺は、知っている



だから、よりに嘘をついたんだ




< 23 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop