私の小さな願い事
紅葉狩り
「依里!!
明日は、久しぶりに家茂様に会えるわね!」
就寝前に、優がウキウキしながら
私に言った
「優の方が嬉しそうね」
「うふふっ 実はね…」
優は、私よりも四つ上
沖田さんと同じ歳
「一ツ橋様を拝見するのが、楽しみで!!」
「なんで?」
「あら?知らないの??
大奥入りをしない、美丈夫!!
女子が騒ぐから、大奥に来ないのよ!!」
「へぇ~」
ごめん、なんか… 興味ないかも…
明日は、なんと
紅葉狩り!!
隠密としてでなく、徳川依里として
参加するのだ……
私は、ちゃんと歩けるのだろうか
兄に恥をかかせてはならない
「依里、最近は、新選組に行かなくなったわね?どうして?」
「なんか…申し訳なくて……」
「そうよねぇ~ 弟子が上司だと
土方さんも気をつかうでしょうしね」
「ん~ちょっと違うかな
私なんかが、弟子で嫌かなって……」
優が布団から出て、私の方に向かって
正座した
何事? 私も上半身を起こす
「二度と、私なんか…などと
言わないで!!
私は、貴方に人生を捧げたいの!!
がっかりさせないで!!」
どうして、優はそんなにまでして
私を大切にしてくれるの?
「ごめん」
そう言うのが精一杯だった
優にまで、嫌われたくない
明日は、久しぶりに家茂様に会えるわね!」
就寝前に、優がウキウキしながら
私に言った
「優の方が嬉しそうね」
「うふふっ 実はね…」
優は、私よりも四つ上
沖田さんと同じ歳
「一ツ橋様を拝見するのが、楽しみで!!」
「なんで?」
「あら?知らないの??
大奥入りをしない、美丈夫!!
女子が騒ぐから、大奥に来ないのよ!!」
「へぇ~」
ごめん、なんか… 興味ないかも…
明日は、なんと
紅葉狩り!!
隠密としてでなく、徳川依里として
参加するのだ……
私は、ちゃんと歩けるのだろうか
兄に恥をかかせてはならない
「依里、最近は、新選組に行かなくなったわね?どうして?」
「なんか…申し訳なくて……」
「そうよねぇ~ 弟子が上司だと
土方さんも気をつかうでしょうしね」
「ん~ちょっと違うかな
私なんかが、弟子で嫌かなって……」
優が布団から出て、私の方に向かって
正座した
何事? 私も上半身を起こす
「二度と、私なんか…などと
言わないで!!
私は、貴方に人生を捧げたいの!!
がっかりさせないで!!」
どうして、優はそんなにまでして
私を大切にしてくれるの?
「ごめん」
そう言うのが精一杯だった
優にまで、嫌われたくない