私の小さな願い事
~依里~
毒だと思ったけど……
眠り薬だったようで、よく寝た
すっきり爽快に目覚め、ご機嫌だったが
東宮様と優から怒られた
ちゃんと仕事をしたのに……
それにしても…まさか、警護部隊に間者がいたとは……
東宮様から散歩に誘われ、なぜか姫の格好
楽しくしていたのに……
御所内に間者がいて、騒然となる
優達は、東宮様をお守りする
私も着替えようと、部屋に向かう
しかし…
私は、ばったり敵に出くわして
ドスッ
鳩尾に一発貰ってしまい
次に目が覚めた時には、男らがニヤニヤと
薄気味悪い笑いを浮かべ、私を見ていた
捕まったのか……
どうしようかなぁ
逃げようと思えば、逃げれそうな気もする
ただ、後ろに縛られた手が不自由だ
誰か刀抜かないかな
自分の置かれた状況が、イマイチわからない
なんで私を捕まえたのか…
なんの利益にもならないだろうに
ニヤニヤの視線から目を背け、意外と冷静な自分がいる
「新選組だ!!御所改め致す!!
手向かうものは、切り捨てる!!」
近藤さんの声がした
まずい……
この格好で会いたくないな…
言ってる場合じゃないか…
危険を感じた男達は、なぜか
私の体に触れる
触らせてなるものかと、必死に抵抗する
足が縛られて無くてよかった
ドカッと蹴りを入れる
しかし…このままじゃ、危ない
倒れた男達の腰にある刀を足で抜き
縛られた縄を刀の刃にあて、切る
しばらく押し入れに隠れよう
気配を消して潜む
歳三もいるのかな……
男達の叫びが響く
斬られ倒れる音がする
怖い
初めてのことに、恐怖が芽生えた頃
暗闇に目が慣れ
少し襖を開け、部屋を見る
私の蹴った男達が目を覚まし始めた
刀を奪っておけばよかった……
今ごろそんなこと思っても仕方ない
スパーーン
「新選組です!!大人しくして下さい!!」
沖田さんの声だ
あっという間に、沖田さんは男達を斬り捨てる
天才剣士 沖田総司
噂は、本当なんだ
すぐに部屋を出て行ってしまい
仕方なく、コソッと押し入れを出る
「うっ」
血の臭い……
袖で口を押さえ、廊下に出たことを後悔した
酷い有様に、めまいがする
もしかしたら、沖田さん一人?
下からは、複数の新選組の声がする
二階は、静かな物
バタンッ
人の倒れる音に、まさか沖田さん?と不安になり、奥の部屋へ
私の予感は、いつも当たる
刀を構えた男の前で、沖田さんが倒れていた
迷っている暇はない!!!
沖田さんの手から、刀を奪って
構えた
毒だと思ったけど……
眠り薬だったようで、よく寝た
すっきり爽快に目覚め、ご機嫌だったが
東宮様と優から怒られた
ちゃんと仕事をしたのに……
それにしても…まさか、警護部隊に間者がいたとは……
東宮様から散歩に誘われ、なぜか姫の格好
楽しくしていたのに……
御所内に間者がいて、騒然となる
優達は、東宮様をお守りする
私も着替えようと、部屋に向かう
しかし…
私は、ばったり敵に出くわして
ドスッ
鳩尾に一発貰ってしまい
次に目が覚めた時には、男らがニヤニヤと
薄気味悪い笑いを浮かべ、私を見ていた
捕まったのか……
どうしようかなぁ
逃げようと思えば、逃げれそうな気もする
ただ、後ろに縛られた手が不自由だ
誰か刀抜かないかな
自分の置かれた状況が、イマイチわからない
なんで私を捕まえたのか…
なんの利益にもならないだろうに
ニヤニヤの視線から目を背け、意外と冷静な自分がいる
「新選組だ!!御所改め致す!!
手向かうものは、切り捨てる!!」
近藤さんの声がした
まずい……
この格好で会いたくないな…
言ってる場合じゃないか…
危険を感じた男達は、なぜか
私の体に触れる
触らせてなるものかと、必死に抵抗する
足が縛られて無くてよかった
ドカッと蹴りを入れる
しかし…このままじゃ、危ない
倒れた男達の腰にある刀を足で抜き
縛られた縄を刀の刃にあて、切る
しばらく押し入れに隠れよう
気配を消して潜む
歳三もいるのかな……
男達の叫びが響く
斬られ倒れる音がする
怖い
初めてのことに、恐怖が芽生えた頃
暗闇に目が慣れ
少し襖を開け、部屋を見る
私の蹴った男達が目を覚まし始めた
刀を奪っておけばよかった……
今ごろそんなこと思っても仕方ない
スパーーン
「新選組です!!大人しくして下さい!!」
沖田さんの声だ
あっという間に、沖田さんは男達を斬り捨てる
天才剣士 沖田総司
噂は、本当なんだ
すぐに部屋を出て行ってしまい
仕方なく、コソッと押し入れを出る
「うっ」
血の臭い……
袖で口を押さえ、廊下に出たことを後悔した
酷い有様に、めまいがする
もしかしたら、沖田さん一人?
下からは、複数の新選組の声がする
二階は、静かな物
バタンッ
人の倒れる音に、まさか沖田さん?と不安になり、奥の部屋へ
私の予感は、いつも当たる
刀を構えた男の前で、沖田さんが倒れていた
迷っている暇はない!!!
沖田さんの手から、刀を奪って
構えた