恋の相手は強引上司
「えっ?!・・・・それが・・・行きたくない理由なの?」
思った通りのリアクションだった。
そりゃ~そうだよな。たった1度しか会話(しかも接客)したことがない恋実
会いたさに海外赴任をごねているのだから・・・
ま~~ごねたところで辞令出ちゃったから行かなきゃいけないんだけど・・・
「営業4部紳士小物売り場の真壁さんか~~」
「西村主任はご存知なんですか?」
「・・・・うん・・・・だって僕、教育担当だしさ・・・」
西村主任は教育担当で新入社員研修の時俺や織田の教育担当だったが
恋実の担当でもあったというのは知らなかった。
「もう一つ本当のことを言うと、この会社に決めた理由も彼女がいるからなんです」
「えええ?!」
驚くよね~だって面接試験にいたもんな・・・
「ちょ・・ちょっと待ってよ。じゃあ~あの最終面接の時に言ってた
理想とする人がいて…って言ってたけどまさかそれって・・・」
「はい。そのまさかです」
西村主任は驚きのあまり箸を持ったまましばらく固まっていた。
「でも・・・正直なんでここまで彼女に執着するのかわからないっていうか・・・・
それを確かめたかったんですよ。だけど入社してからまだ一度も会えてません」
「一度も?」
「会えてませんよ。同じ会社なのにこんなことってあるんですかね?」
西村主任は少し困ったように苦笑いするしかなかった。
思った通りのリアクションだった。
そりゃ~そうだよな。たった1度しか会話(しかも接客)したことがない恋実
会いたさに海外赴任をごねているのだから・・・
ま~~ごねたところで辞令出ちゃったから行かなきゃいけないんだけど・・・
「営業4部紳士小物売り場の真壁さんか~~」
「西村主任はご存知なんですか?」
「・・・・うん・・・・だって僕、教育担当だしさ・・・」
西村主任は教育担当で新入社員研修の時俺や織田の教育担当だったが
恋実の担当でもあったというのは知らなかった。
「もう一つ本当のことを言うと、この会社に決めた理由も彼女がいるからなんです」
「えええ?!」
驚くよね~だって面接試験にいたもんな・・・
「ちょ・・ちょっと待ってよ。じゃあ~あの最終面接の時に言ってた
理想とする人がいて…って言ってたけどまさかそれって・・・」
「はい。そのまさかです」
西村主任は驚きのあまり箸を持ったまましばらく固まっていた。
「でも・・・正直なんでここまで彼女に執着するのかわからないっていうか・・・・
それを確かめたかったんですよ。だけど入社してからまだ一度も会えてません」
「一度も?」
「会えてませんよ。同じ会社なのにこんなことってあるんですかね?」
西村主任は少し困ったように苦笑いするしかなかった。