恋の相手は強引上司
「はい・・・お茶漬け」

「ありがとう～・・・・あれ？今日やけに鮭が多くない？」

どう見てもいつもより２割増しだ。

ママは私の横に座ると頬杖を突きながら目を細めた

「ねえ～～何があったか知らないけど・・・・あんないい人いないわよ」

何を言い出すかと思ったら・・・・それ？

なんで１回しかあったことのないママにそんなこと言われなきゃならないのよ。

私は返事もせずにお茶漬けをすすった。

「ちょっと恋実ちゃんったら～もっとゆっくり食べなさい。そんな食べ方してると～～
そのうちー」


と、その時だった。

ガラガラと勢いよく店の戸が開いたと同時に

「やっぱりここにいたか！」

聞き覚えのある声にお茶漬けを食べながら振り向くと

そこには大きく息を荒くした一馬が・・・・

と同時に私は咽た。
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