恋の相手は強引上司
「そういえば・・・・テレサが直接誤りたいから1度会えないかって」

「テレサさんが?」

「そう!しかもあの時彼女がいるならもっと早く教えてって俺は怒られたけどね」

・・・・でもあの事がなかったらお互いの本音も言えなかったり聞けなかったと思う。

「だったらテレサさんには・・・怒ってないから一緒にお食事でもしませんか?って
いってほしいな~~」

「お安い御用で」

「でも~~私英語からっきしダメだだから・・・・一馬も来てね」


「俺は通訳枠か?」

「だって~~~一馬英語ペラペラじゃん」

手を合わせて頼むと

一馬は立ち上がり「仕方ねーな」と言いながら飲みかけのコーヒーを飲み、

カップをテーブルに置くとソファーの

横に姿見の前に立った。

私は朝食の後片付けを早々に済ませ身支度を始めようとクローゼットへ

すると

「恋実~~」

「何?」

「ネクタイ・・・・近くにあるだろう?なんでもいいから持ってきて」

「・・・わかった~~」

自分の着る服をさっと選ぶとネクタイ用のハンガーに目をやる。

たくさんあるネクタイの中に見覚えのあるネクタイが・・・・

・・・これは私が選んだもの?

ネクタイをとり裏側をみるとうちでしか取り扱ってないブランドもので

間違いなく私が選んだものだった。


本当に・・・・ずっと私を追いかけてくれてたんだ

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