恋の相手は強引上司
本が好きで暇さえあれば図書館で本を読み、続きがどうしても読みたい時は

本を借り、翌日に返しまた次の本を読んでというのが

唯一の楽しみだった。

夏休みのほとんどを家よりも図書館で過ごすことが多いほど・・・・

市の図書館に行けばエアコンも効いてて本もたくさんあるのに

なぜ学校の図書館なの?と思うかもしれないが

ここの図書館は居心地がよかった。

それに・・・

凄く涼しい風通しのいい場所があって真夏でも快適な場所を私は知っていた。



7月の終わり

いつものように図書館で本を物色し、読みたい本を選んだ私はお気に入りの場所で

読もうと真っすぐその場所へ向かった。

だが・・・・

「あっ!」

「あ~!」

先客がいたのだ。しかもその先客というのが

「翼くん・・・・」

「あれ?恋実ちゃん」

王子様・・・・・いや中根翼君だった。
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