恋の相手は強引上司
でもさ・・・問題山積みじゃん。

今日の事一馬に言ったらなんていうだろう・・・・・

せっかく明日久しぶりに一緒に帰れるのに

「は~あ~~」

「珍しいですね、真壁さんがため息なんて」

「え?」

休憩から帰ってきた名取が私の横にたった。

「さっきのお客様は・・・・帰られたんですか?」

「さっき・・・って・・・中根様?」

「そうですよ。息子さんですよね~~めっちゃかっこよくなかったですか?
わたし~~土屋課長もいいけど~さっきのイケメンもタイプだな~~」

・・・・よかった・・名取が休憩中で・・・

もし近くにいたら何を言われるか

でも何度思いだしてもため息しか出ない。完全に仕事に集中できない

制服のポケットに手を入れるとさっき翼君からもらった名刺に当たった。

「名取・・ごめん。ちょっとバックヤードで仕事してくるから売り場よろしく
何かあれば呼んで」

「あっ・・・はい・・・・ってあ~~~!真壁さん?!」

「ん?なに?」

「言うの忘れてたんですけど明日、早番と遅番代わってもらえませんか?」
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