恋の相手は強引上司
「あっ!課長~~!ちょっと来てくださいよ~~。実はー」

「しーっ!名取やめて」

思わず名取の口を手でふさいでいた。

こんなとこ一馬に見られたら見られたら~~~

と心の中で叫んでいる間に

「どうしたんだ?・・・あっ!」

「あっ!」

あああ~~~最悪だ~~!

別にやましいことしてないけどやましいことしていると思われる

っていうか翼君に付き合ってって言われた時点でここで二人きりで

会っているのはやましいのか?

頭の中はもうパニックだった。しかも

名取がスキを狙って私から離れ

「課長~~。真壁さんったら~今こんなイケメンに告白されたらしいですよ。
しかも~~元カレなんですよね~~~真壁さん」

もう~~~勘弁してよ~穴があったら入りたい!

そうじゃなくても翼君の事を一馬は何も知らないんだもん。

「・・・・・いや・・・そうじゃなくて翼君はー」

否定しようとしても下手なことを言えば事が大きくなりそうで

どう返答したらいいのかわからかなった。

それなにの翼君がもっと余計なことを

「え?そうじゃない事ないだろう?もう一度やり直そうって
いったろ?俺本気だよ結婚だって考えてる」

「キャ~~結婚って!もう~~真壁さんこんなイケメンに告白されて断ったらばちが当たりますよ~~」

いや・・すでに罰が当たっていると思うよ。

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