恋の相手は強引上司
なんでおなじ店で鉢合わせなんだよ~~

それに一馬は無言だし・・・

でも名取がいるんだもん。下手な事言えないよね。

名取の前で私と付き合っているなんて言ったら益々悪化するよね・・・

怖いながらも一馬の方をチラリと見ると感情のない冷めた目に

寒気がした。

やばい・・・・絶対に勘違いしてる。

やっぱりこれは・・・ちゃんと言わないと

「あー」

「名取君・・・邪魔しちゃいけないから帰るぞ」

私の声を遮るように一馬の低く冷たそうな声が聞こえた。

こんな声今まで聞いたことがない。

「え~?!でも・・・」

明らかに帰りたくなさそうに名取がキョロキョロするも

「名取!」

怒鳴るとまではいかないがかなりキツイ口調に名取も

ヤバいと思ったのか、急に黙った。

ゲッ!めっちゃ怒ってる・・・・怒ってるよね・・・怒って当たり前だよね


そして名取は後ろ髪をひかれる思いで?!

明日報告よろしくですよ~~と言いながら店を出て行った。

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