恋の相手は強引上司
「やっぱり・・・・・このままじゃ~な~・・・・」

時計を見ると朝7時

一馬のつぶやきで目が覚めた。

私は今日お休みだけど・・・一馬は仕事だったような?

でも、一馬に抱きしめられると気持ちよくて安心していつまでも寝ていたいと思うんだよね~~

一馬の顔はというと・・・・何か考えているようだった。

「どうしたの?」

上目づかいで尋ねると少し間はあったものの・・・

「ん?・・・・いやさ~~今後もお客さんから息子の嫁にとかって言われるのは
勘弁してほしいな~って思ったの。だからと言って
俺が彼氏ですってお客にその都度言いに行くのもな~~。大体俺たちが
付き合っているって事秘密にしているしな~~」

やっぱり・・・・彼氏としては彼女に縁談話が出るのは面白くないよね。

逆バージョンでも嫌だもん。

でも私たちが付き合っているのは秘密なんだよね~~~

仕方ないよね~~だって一馬無駄にハンサムなんだもんね~~

私みたいな地味子と付き合っているなんてわかったら恥ずかしいよね~~~


・・・・って秘密にしてほしいと言ったのは私。

だって会社の女子社員を敵に回すなんてそんな恐ろしいこと想像しただけでも怖い。

でもさ~~名取みたいに積極的女子が増えるのも

気が気じゃないしな~~

あ~~どうしよう・・・・・

「は~~~」とため息が出てしまった。

「あっ!一つだけ方法があった」
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