恋の相手は強引上司
そして別れ際にテレサさんが英語でペラペラと話すので

通訳してほしいと一馬に視線を送ると

「テレサが俺のマンションに恋実へのプレゼントを置いてきたんだってさ」

「プレゼント?」

テレサさんに確認すると

「Yse!present from me. Please receive it」

と言いながらウインクをした。

「thank you very much」とたどたどしい英語で言いながら

私が何度も頭を下げるとなぜかテレサさんもつられて頭を下げ

その横で一馬はクスクス笑っていた。

そしてテレサさんは一馬に何か話しはじめた。

すると一馬の顔がみるみるうちに赤くなった。

どうしたのかと聞いてみたが

一馬はなんでもないを連呼。

あんな真っ赤な顔をしていて何もないわけがない。

そんな一馬を見てテレサさんは私にウインクをした。

ますますわからなくなった。

そしてテレサさんを見送った後私たちは

テレサさんからのプレゼントを見るため

一馬のマンションへと向かった。
< 193 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop