恋の相手は強引上司
ピロートークでの「結婚」はピロートークであって

正直なんて返事をしたらよいのか迷ってしまったし

その前にいろいろとクリアしないといけない事もあって

目の前のドレスに目をキラキラさせ

結婚を夢見る余裕はなかった。

可愛げがないかもしれないが仕方がないというか・・

「別に今すぐ着なきゃいけないわけじゃないよ。
テレサはこのドレスを着てもらうなら恋実がいいって言ったんだ。
たしかに手直しは必要だろうけど・・・それも想定内」

確かにそうだよね・・・

もらったからと言ってすぐに着なきゃいけない事なんかまったくないんだし

そう思ったら緊張の糸が切れた。

と同時に

「ねえ・・・あててみていい?」と急に私ってば大胆発言。

だけど一馬は笑顔で「どうぞ」と箱を私の方に寄せた。

私は立ち上がるとドレスの入った箱を開けドレスと手に取った。
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