恋の相手は強引上司
好きだからこそ
「ねえ~!!一体どこへ行くの?」
強制的に車に乗せられたが一馬が何をしようとしているのか全く分からなかった。
すると一馬は前を向いたまま区役所とだけ言った。
「区役所って・・・・もう閉まっているじゃない。何しに行くの?」
「ん?これを出しにいく・・・・そうだ。空欄埋めといてよ」
そういってポケットから紙を取り出しそれを私に差し出した。
「空欄埋めてって・・・・・・ちょ・・ちょっとこれ何?」
それは紛れもない婚姻届けだった。
私の書く欄以外は全て埋まっていて驚くことに証人の欄にも名前が記入されていた。
一体いつこんなものを用意していたのだろうと驚くと同時に
このままだと本当に今日入籍をしてしまう。
「ねえ一馬!ちょっと車止めてお願い」
車はゆっくりと路肩に止まった。
「何?」
「何じゃないわよ。いきなり婚姻届ってそんなのおかしいわよ」
「じゃあ・・別れる?」
「えっ?」
「俺は・・・この先もずっと恋実といたいと思ってる。そしてそうするためには
結婚が一番いいと思ってる。だけど・・・・恋実は俺と一緒にいたいというより
周りを気にしすぎて自分の気持ちにちゃんと向き合おうとしていない」
「そ・・・それは・・・」
言われてみればそうかもしれない。
一馬の事は好きだけど心のどこかで常に私なんかといたらどう思われるだろうとか
人の目ばかり気にしている。
強制的に車に乗せられたが一馬が何をしようとしているのか全く分からなかった。
すると一馬は前を向いたまま区役所とだけ言った。
「区役所って・・・・もう閉まっているじゃない。何しに行くの?」
「ん?これを出しにいく・・・・そうだ。空欄埋めといてよ」
そういってポケットから紙を取り出しそれを私に差し出した。
「空欄埋めてって・・・・・・ちょ・・ちょっとこれ何?」
それは紛れもない婚姻届けだった。
私の書く欄以外は全て埋まっていて驚くことに証人の欄にも名前が記入されていた。
一体いつこんなものを用意していたのだろうと驚くと同時に
このままだと本当に今日入籍をしてしまう。
「ねえ一馬!ちょっと車止めてお願い」
車はゆっくりと路肩に止まった。
「何?」
「何じゃないわよ。いきなり婚姻届ってそんなのおかしいわよ」
「じゃあ・・別れる?」
「えっ?」
「俺は・・・この先もずっと恋実といたいと思ってる。そしてそうするためには
結婚が一番いいと思ってる。だけど・・・・恋実は俺と一緒にいたいというより
周りを気にしすぎて自分の気持ちにちゃんと向き合おうとしていない」
「そ・・・それは・・・」
言われてみればそうかもしれない。
一馬の事は好きだけど心のどこかで常に私なんかといたらどう思われるだろうとか
人の目ばかり気にしている。