恋の相手は強引上司
そして9時45分
紳士服全体の朝礼が始まった。
普段だったら誰も最前列に並ぶのを嫌がるのだけれど
一馬が課長とあって
最前列の取り合い状態だった。
私はもちろん最後尾
最初は今後の予定や課の売り上げなど業務連絡がほとんどだったが・・・・
「実は・・・・私事ですがみんなに報告することがあります」
その言葉に女子社員たちがざわめきだした。
「こんなことをここで話すべきか少々迷いましたが・・・・・先日婚約しました」
その途端一斉にえええええ?!というどよめきが売り場中に響き渡った。
「課長!相手は誰なんですか?私たちの知っている人ですか?」
最前列にいた名取がまるで女子社員代表の様に質問した
すると一馬がちらりと私の方を見た。
そして
「真壁恋実さんです」
一馬の口から私の名前が出た途端。
フロア中に響き渡るほどのどよめきが起きた。
もちろん視線は一斉に私に向けられ
その一つ一つの視線の鋭さに耐えられそうになく下を向いた。
「真壁さんって本当にあの真壁さんなんですか?」
そう突っ込むのはひとりしかいない名取だった。
でも突っ込みたくなるのも無理ない。一馬の事が好きで本気でアプローチしていたし
私にもそのことを言っていたのだから・・・・
紳士服全体の朝礼が始まった。
普段だったら誰も最前列に並ぶのを嫌がるのだけれど
一馬が課長とあって
最前列の取り合い状態だった。
私はもちろん最後尾
最初は今後の予定や課の売り上げなど業務連絡がほとんどだったが・・・・
「実は・・・・私事ですがみんなに報告することがあります」
その言葉に女子社員たちがざわめきだした。
「こんなことをここで話すべきか少々迷いましたが・・・・・先日婚約しました」
その途端一斉にえええええ?!というどよめきが売り場中に響き渡った。
「課長!相手は誰なんですか?私たちの知っている人ですか?」
最前列にいた名取がまるで女子社員代表の様に質問した
すると一馬がちらりと私の方を見た。
そして
「真壁恋実さんです」
一馬の口から私の名前が出た途端。
フロア中に響き渡るほどのどよめきが起きた。
もちろん視線は一斉に私に向けられ
その一つ一つの視線の鋭さに耐えられそうになく下を向いた。
「真壁さんって本当にあの真壁さんなんですか?」
そう突っ込むのはひとりしかいない名取だった。
でも突っ込みたくなるのも無理ない。一馬の事が好きで本気でアプローチしていたし
私にもそのことを言っていたのだから・・・・