僕の世界は冷たくて

『そうか……』

「父様……ごめんなさい」

一礼して部屋を出ようとすると

『…………エアナが……女の子じゃなかったら』

……え…?

だけど僕は知っていた…父様が僕に対して

こんな風に言うことは

けど初めてだった父様の口から聴いたのは

小さな声で言ったつもりだったんだろけど

僕には聞こえたよ

「ごめんね……」

僕も小さな声で返事をした…

ガチャン

長室を出ればリツキがいた。

「リツキ今日はもう自分の仕事に戻っていいよ僕も部屋に戻るから…お疲れ様」

『…分かりました。何かあったら言ってください』

返事をして執務室にリツキは戻って行った

当分はリツキに会わないだろう彼も仕事人間

みたいな者で慕われたりあるから忙しそうだ

さてと僕も部屋に戻ろうかな
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