僕の世界は冷たくて
〜ルクエside〜

午後11時

いつもなら俺は寝ている時間だけど今日は

眠れなかった

散歩でもすれば眠くなるだろうと思い家を

グルグル回って歩いてた時に窓からベンチに

誰か寝ているのを見つけた

「ん?…エアナ…?」

何となくエアナな気がして中庭まで走って行くと

『…スーッスーッ』

そこには規則正しい寝息を立てたエアナがいた

(寝顔…可愛いな…)

っと何言ってんだ俺は…

起こすのも悪いと思いエアナを抱き上げて

『…んっ…』

やばい起こしたか!?

一瞬焦ったけど起きてはないみたいだ

「良かった…」

取り敢えずエアナを部屋のベットに寝かせて

暫く眺めていたら

『…人形……何て…嫌だよ…』

すーぅっ

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