ワケありオオカミさんたちと強気赤ずきんちゃん
「はい、ミルクティーとカフェオレとオレンジジュースね」
「ありがとう、柊くん」
「「ありがとうございます」」
「俺指名あるからゆっくりしてね〜。あ、ジュースは俺持ちだから」
「ありがとうございます。そういえば、翔太郎先輩は?」
新が西岡先輩のことを聞くからドキッとしてしまった。
急に聞くからビックリした……
「あー、あいつは今休憩に行ってる」
「なるほど」
「じゃあ、ごゆっくり〜」
そう言うと、近くの席に行って女の子たちと何か話していた。
ジュースを飲みながら、未来さんと新の3人で他愛もない話をしていた。
ーー30分程経った頃。
「さて、柊くんの顔も見れたし私帰るね」
未来さんが席から立ち上がってカバンを持ち、手を振りながら教室から出ていった。
「私たちも帰る?」
「話したいことあるから、いつものところ行かねえ?」
「いいよ」