ワケありオオカミさんたちと強気赤ずきんちゃん
イケメンだから当たり前のように着こなしている。
だって、桐山先輩を二度見する女の人が結構いるしね。
本人はそのことに気づいているのか分からないけれど。
「彼女さんにプレゼントするもの決めているんですか?」
「いや、全く」
「少しは考えて来てくださいよ」
はぁとため息をついていると、バスがショッピングモールに着き降りた。
中に入り、1階から3階まで一通り見た。
「決まりました?」
「うーん、イマイチピンと来ない」
「はぁ、彼女さんこれ欲しいとか言ってなかったですか?」
「言ってたような言ってなかったような」