ワケありオオカミさんたちと強気赤ずきんちゃん
「お待たせしました〜。スプーン2つ付けましょうか?」
「いえ、1つで大丈夫です」
店員さんからアイスを受け取り、店を後にした。
あの店員さん絶対桐山先輩と私をカップルって思っていたよね。
やっぱり側から見たらそう見えるのか〜。
やっぱり彼女さんに悪いし、早く帰ろう。
「先輩、ちょっと用事を思い出したので失礼します。アイスありがとうございました」
先輩の有無を聞かずに、そのままショッピングモールを出てバス停に行った。
バスが来る時間まで少しあるから、ベンチに座って少し溶けかけたアイスを食べた。
先輩とお出かけ、なんだかんだで楽しかったな。
先輩の彼女さん、プレゼント喜んでくれたらいいなぁ〜。
そんなことを思っていると、ちょうどバスが来てバスに乗った。