ワケありオオカミさんたちと強気赤ずきんちゃん
そうなんだ……
「翔太郎の話はこれくらいにして、バーベキューしようぜ。俺腹減った〜」
空気を読まない桐山先輩の声でこの話は終わった。
「俺と赤木で食材の下準備するから、柊と新はコンロの準備をしてくれ。必要なものは全部庭にあるから」
「了解っす!」
「はいよ〜」
靴を取りに玄関に行った桐山先輩と新。
嵐のような2人がいなくなったから、急に静かになった。
「俺らも準備するか」
「そうですね」
西岡先輩の後をついて行ってキッチンに行った。
「わぁ!すごい広いしキレイですね!」
海外の映画で見るような白を基調とした広いキッチンだった。
「母さん料理が好きだから、そんな母さんのために父さんが家を建てるとき普通より広くキッチンを作ったらしい」
「佑太郎さん優しいですね」
「そうか?家にいるときは母さんとイチャイチャしてて気持ち悪い」