君のそばで会おう ~We dreamed it~
ディズニーシーに着いた想太は、誰よりも張り切っていた。
着いた時間は夕方の5時を回っていたが、まだたくさんの人が遊んでいる。
「日本のディズニーランドって、こんなに人が多いのか?」
想太はすれ違う人の多さに驚いていた。
「想ちゃんの行ったことのあるディズニーってアメリカの話だったんだ」
「うん」
でも、想太は人工とはいえパーク内に作られた海と火山を見て、子供のように興奮した。
「真奈達との待ち合わせは、何時?」
想太が聞くと、可南子は「7時」と答えた。
「じゃ、パーク内を探検しよう」
想太は可南子の手を取って嬉しそうに歩き始めた。
奥に進むと、真奈達にバッタリ会った。
「お姉ちゃん達は何か乗り物に乗った?」
「ううん、まだ、乗ってない」
そして、その前に可南子は想太に質問した。
「想ちゃんって、ジェットコースターとか得意な方?」