ブラックⅡ-想い-


「あつッ」




驚くくらい熱い額、



ちょっとこれ!絶対すごい熱ある!!



アキさんは生存確認だけで良いって言ったけど、これどう考えてもほっといて良いレベルじゃ無いんだけど!



とりあえず冷えピタ!
いや、まってそんなのこの家にある?
ないよね、あるわけないよね!!



私は台所に向かうと、ボールに氷水をはって小さめのタオルを染み込ませる



急いでリュウガの部屋に戻るとタオルを絞ってそれを額にそっと当てた。




とりあえず熱を下げないとどうしようもない。




「…ん…アオイ…」



「ごめん、お越しちゃった?」




「…冷てぇ」



「少し我慢してね、リュウガ凄い熱なんだから」




うっすらと開かれた熱っぽい瞳に、汗で濡れた前髪、なんだかそれがいつも以上に色っぽさを醸し出している。





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