ブラックⅡ-想い-
私は、私を呼ぶリュウガを見てから
となりのレイジに目を向けた。
「リュウガの隣を離れるな」
そう言って離された手。
不安とレイジを心配な気持ちが交差する。
だけどリュウガが私を呼んだこと
レイジが側を離れるなと言った事にだって意味がある。
ここはリュウガの実家だ。
そしてリュウガに拾われた私
私はリュウガの隣に立つと、そっとリュウガを見上げた
「大丈夫だ、何も心配いらない」
よほど私が酷い顔をしていたのか、リュウガが私の頭を優しく撫でる