美しき夜、北斗七星が輝く
そして今も
その体制のまま
理性が飛びそうで
僕は内心酷くドキドキしていた
心臓に病気を抱えていないとは言え
僕は普通の人より心臓も弱い
…平気かな
「…ケホケホッ…」
ハッとする
咳をしたのは僕じゃない
「黒木さん…平気?」
「うん」
ピタッと冷えピタの上から触れる
熱は…上がっていないように思えるけど…
「っ」
ふと寒気がした
ビクンッと体が震えて自分なのに驚く
「白羽くん…寒い…?」
「ん…少し寒気がしただけ…」