美しき夜、北斗七星が輝く
気を取り直し
巨大迷路に入ることに決めたあたしたちは
スタッフさんの説明を聞く
「今から皆さんには
1つずつストップウォッチを持ってもらいます
入ると同時にスタートボタンを押して
ゴールに到着した際止めてもらいます
1番早く到着した方に
商品をお渡ししますね!
尚
通路の入り口は4つですが
途中で他の通路と合流する場合があります
その時は合流してしまった方より先に
行くことが優勝への鍵となります!
途中でご気分が悪くなった場合などは
中に設置されている赤いスタッフを呼ぶボタンを
押してくださいね
ちなみに
迷子になることはないと思いますので
安心してくださいね?」
クスッとどことなく毒舌なスタッフさんが笑う
つられて白羽くん・萌・柿沢くんも笑う
あたしは1人で真っ赤になった
「では
わたしがスタートと言ったら
ストップウォッチのスタートボタンを押してくださいね!
皆さん準備はよろしいですか?」
「「「「はい」」」」
「おっ!
気が合ってますねー皆さん
では
よーい…スタート!」
あたしたちは一気にそれぞれの入り口から
迷路の中へと進みだした