美しき夜、北斗七星が輝く







気を取り直し

巨大迷路に入ることに決めたあたしたちは

スタッフさんの説明を聞く





「今から皆さんには
1つずつストップウォッチを持ってもらいます

入ると同時にスタートボタンを押して
ゴールに到着した際止めてもらいます

1番早く到着した方に
商品をお渡ししますね!


通路の入り口は4つですが
途中で他の通路と合流する場合があります

その時は合流してしまった方より先に
行くことが優勝への鍵となります!

途中でご気分が悪くなった場合などは
中に設置されている赤いスタッフを呼ぶボタンを
押してくださいね

ちなみに
迷子になることはないと思いますので
安心してくださいね?」




クスッとどことなく毒舌なスタッフさんが笑う

つられて白羽くん・萌・柿沢くんも笑う

あたしは1人で真っ赤になった





「では
わたしがスタートと言ったら
ストップウォッチのスタートボタンを押してくださいね!

皆さん準備はよろしいですか?」


「「「「はい」」」」


「おっ!
気が合ってますねー皆さん

では
よーい…スタート!」





あたしたちは一気にそれぞれの入り口から

迷路の中へと進みだした







< 16 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop