美しき夜、北斗七星が輝く
どうしたんだろう…さっきの黒木さん
僕…何かした?
あー…すぐ自分のせいにするの悪いって
以前黒木さんに注意受けたばかりなんだけど
僕はすぐに自分のせいにする
でも…
彼女から笑顔が減ったのは…
可笑しいと思う…
「トーマ?
もう!ワタシの話聞いてるノ?」
「……莉々花」
「トーマこっち来て」
グイグイと手を引かれて教室を出る
今はお昼休み
廊下は購買の袋を持った生徒が多かった
…ここ最近
黒木さんたちと一緒にお昼食べてないな…
どうしてだろ…
前は1人で食べていたから
何にも思わなかったけど
今はもう…
何かを失った気分だ…