美しき夜、北斗七星が輝く








最低だ…僕

信じられないだなんて

結局守りたいのは僕自身なのか?






教室に戻ったところでチャイムが鳴った

席に座って教科書などを取り出しながら

僕は溜息をついた




「斗真
お前体調悪ぃの?」


「えっ?…大丈夫だよ」


「そっか
何かあったら言えよ」


「ありがとね樹」




そういえば最近…発作起きてないな

体調も良いし…

どうかしたのかな…僕

良いことなんだろうけど…

平気なのが逆に心配してしまう





「…………まさかね」




以前松永先生から言われたことを思い出し

独り言を漏らす








そんなことないよ…

大丈夫…

僕は…平気だから…






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