美しき夜、北斗七星が輝く
サッと顔色を変える莉々花
やっぱりな…と溜息をつく
「他に隠していることあるだろ?
黒木さんに何言ったか
一言も漏らさずに言ってもらおうか…」
「…近づくなって…
言っただけだもん…」
「近づくな…?
んでそんなこと言ったんだよ」
「だって…
美夜じゃ斗真を理解出来ないでしょ!?」
カタコトを止めて普通に話しだす莉々花
莉々花は元々頭良いんだ
特に語学に優れている
どの国の言葉も喋れるようになるのに
そんなに時間はかからないはずだ
「斗真は発作があって
入院もある
だけど美夜は
風邪なんて引かなくて
入院も少ない
美夜じゃ…
斗真の気持ちを理解出来ない!」
「んでそんなの
莉々花が勝手に決めんだよ!」
莉々花の勝手な思いに
俺は遂に爆発した