美しき夜、北斗七星が輝く
それから結構時間は経っている
放課後になったからな
「鞄と制服ここにいれておくな?」
「ありがとう…」
ベッドの横の箪笥(タンス)の中に仕舞う
「コホコホッ…」
「おっと平気か?」
「うん……」
「…落ち着いてから
またちゃんと黒木さんと話せよな?」
「うん……」
「そういや來真さんが言っていたけど
最近ろくに寝れてねぇの?」
「…発作は夜中で…
1回起きたらまた起きるんじゃないかって」
「発作って何?心臓?」
「うん…
お兄ちゃんたちは知らないけどね
あと…軽い呼吸困難」
「よくそれで学校に行こうと思ったよな」
「…黒木さんと…話したかったから」