美しき夜、北斗七星が輝く
あたしは涙を拭った
「莉々花とだってそう
白羽くんと初めて本音でぶつかれたのは
莉々花のお蔭だよ
白羽くんのお蔭でね
あたしは色々な世界を知れて
色々な想いを知ったの
涙もいっぱい流したけど
その分白羽くんと一緒にいるのが幸せでしょうがなかった
大好きだよ白羽くん
愛してる」
まだあたしは高校2年生の世間から見れば子どもで
愛してるとかマセているとか思われるかもしれないけど
大好きなの…白羽くんが
その想いは大好きだけで収まらない
だから…愛してる
愛してるって言葉でも本当は収まらないけどね
「あたしの隣には
斗真しか並べないよ…」
本音を滅多に言わなくて
何でもかんでも抱え込んじゃう
そんな困った癖を持っている
たまに俺って言ったり
強引な所も持ち合わせている
だけど誰よりも優しい
自慢の彼氏なんだよ―――?