美しき夜、北斗七星が輝く









「斗真っ……!」





お願い

泣き止ませて

あたしを泣き止ませて

キミしか出来ないんだよ





「斗真…斗真…斗真ッ!」




願わくば

キミの心に届くように












「……クスッ」


「!?」


「……呼び過ぎ…美夜」


「斗真……?」


「美夜」








「うあああん!
斗真あああっ!!!」






ICUということも忘れて

あたしは近所迷惑なぐらい泣いた

これでもかってぐらい…泣いた








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