美しき夜、北斗七星が輝く
斗真side
「ひぐっ…えぐっ……」
「美夜…」
「えぐっ…うああん…」
「美夜ってば…泣き止んでよ」
ポンポンと叩いてみても
僕の彼女が泣き止む気配は全くない
「もう発作の心配はないかな
まぁ暫くは入院だけどね」
「わかりました」
「これからは
発作が起きたらすぐに言うこと」
「はぁい……」
松永先生からお叱りを受けた
もうあんな痛い思いはこりごりだ
それに…彼女が泣くってわかったから
「ごめんね美夜」
「斗真の馬鹿ぁ
目覚めているのなら言いなさいよぉ」
「ゴメンナサイ……」
まるで酔っ払いのように舌がまわらない美夜