美しき夜、北斗七星が輝く
実は僕は
美夜がICUに入った時点で
1回目が覚めた
だけどそうとは知らない美夜は
僕への想いを話し始めた
「黙って聞きたかったんだよ…」
「心配かけさせないでよぉ…」
「ごめんね」
ポンポンと頭を撫でる
本当に可愛い彼女なんだから
「……ごめんね美夜」
「キスして」
「は?」
「キスしてくれないと許さない」
「はい!?」
「してよ…はい」
僕へ向かって目を閉じる美夜
「あの…
僕一応病み上がりなんですけど」
「知ってる
さぁ早くしなさい」
「美夜…
また発作起こさせるつもり?」
「ここは病院ですから平気です」
「無茶苦茶だなぁ」
だけどどうやら彼女は機嫌を直してくれそうにないので
自分の元へ引き寄せてキスしてあげた