イジワル社長と偽恋契約
この方が旭さんのお母様…
「わ、私白鷺社長の秘書をさせて頂いている三井妙と申します!ふつつかものですがどうぞよろしくお願い致します」
慌てて挨拶をしてきごちなく頭を下げてしまった。
全く完璧とは言えない第一歩を踏み出した。
「ふふふ、噂通り妙さんて可愛い方ね~」
クスクスと笑うお義母様を見て、とりあえず一安心する私。
「旭の母の亜希子(あきこ)です。いつも息子がお世話になっています」
「いえっ、こちらこそお世話になりっぱなしで…」
恋人のお義母さんに会うってこんなに緊張するのか…
何話してんのかわからなくなる…
「さあどうぞあがって下さいませ!」
「お邪魔いたします。あ、これつまらない物ですが…」
東京駅で買った洋菓子の詰め合わせを差し出すと、嬉しそうに驚く亜希子さん。
「まあ!気を使わなくていいのに…どうもありがとうございます。さあどうぞ上がって下さい」
私は旭さんの後に続いて中に入ると、リビングに通されて腰を下ろした。
広々としたきれいなリビングのテーブルにはごちそうが並べられていて、亜希子さんは得意げな顔をする。
「今日は妙さんが来るから朝から張り切って作ったのよ」
「妙が来るからだけかよ」
「あら息子ことは完全に忘れてました」
旭さんと亜希子さんの会話にクスクス笑う私。
その後楽しい雰囲気で食事が進み、
亜希子さんから旭さんの幼少期や昔話を聞いたりして彼のことをより知れた気がした。
「おばあちゃん寝かせてくるわ」
「頼んだわよ」
「わ、私白鷺社長の秘書をさせて頂いている三井妙と申します!ふつつかものですがどうぞよろしくお願い致します」
慌てて挨拶をしてきごちなく頭を下げてしまった。
全く完璧とは言えない第一歩を踏み出した。
「ふふふ、噂通り妙さんて可愛い方ね~」
クスクスと笑うお義母様を見て、とりあえず一安心する私。
「旭の母の亜希子(あきこ)です。いつも息子がお世話になっています」
「いえっ、こちらこそお世話になりっぱなしで…」
恋人のお義母さんに会うってこんなに緊張するのか…
何話してんのかわからなくなる…
「さあどうぞあがって下さいませ!」
「お邪魔いたします。あ、これつまらない物ですが…」
東京駅で買った洋菓子の詰め合わせを差し出すと、嬉しそうに驚く亜希子さん。
「まあ!気を使わなくていいのに…どうもありがとうございます。さあどうぞ上がって下さい」
私は旭さんの後に続いて中に入ると、リビングに通されて腰を下ろした。
広々としたきれいなリビングのテーブルにはごちそうが並べられていて、亜希子さんは得意げな顔をする。
「今日は妙さんが来るから朝から張り切って作ったのよ」
「妙が来るからだけかよ」
「あら息子ことは完全に忘れてました」
旭さんと亜希子さんの会話にクスクス笑う私。
その後楽しい雰囲気で食事が進み、
亜希子さんから旭さんの幼少期や昔話を聞いたりして彼のことをより知れた気がした。
「おばあちゃん寝かせてくるわ」
「頼んだわよ」