イジワル社長と偽恋契約
妙と付き合ってから時々怖くなる…
親父のように妙も突然俺の前からいなくなるんじゃないかって…
それがたまらなく怖くて…
言葉に出来ない感情と戦う日々…
いくら妙に触れても、
何度も妙を抱いたとしてもこの気持ちは消えない…
もう大切な人を失うのはまっぴらだ…
「旭さん…?」
「え…」
俺の顔を覗き込む妙は、すごく心配そうな顔をしている。
「大丈夫ですか?」
「…」
それを聞いて安心する。
俺のちょっとした変化に気づいてくれる妙。
こいつは本当に優秀だ…
俺なんかよりもずっと強い人間だと思う。
「何でもないよ」
隙をついたように目の前にあった妙の唇に軽くキスをすると、
妙は顔を赤くしながら怒り出した。
「ちょっ…実家ではやめてくださいよ!こんなのお義母様達に見られたら…」
「見せ付けてやれよ」
「私は真剣に言ってるんですっ!」
今日改めて妙に惚れ直した。
俺はかなりこいつに惚れ込んでいるらしい…
数ヵ月後。
俺は仕事の合間を縫って都内の某有名ジュエリーショップにいて、
ガラスケースの前で頭を抱えていた。
柄にもなくかなり迷う…
というか、どうしたらいいのかわからない。
「お客様。何をお探しでしょうか…?」
親父のように妙も突然俺の前からいなくなるんじゃないかって…
それがたまらなく怖くて…
言葉に出来ない感情と戦う日々…
いくら妙に触れても、
何度も妙を抱いたとしてもこの気持ちは消えない…
もう大切な人を失うのはまっぴらだ…
「旭さん…?」
「え…」
俺の顔を覗き込む妙は、すごく心配そうな顔をしている。
「大丈夫ですか?」
「…」
それを聞いて安心する。
俺のちょっとした変化に気づいてくれる妙。
こいつは本当に優秀だ…
俺なんかよりもずっと強い人間だと思う。
「何でもないよ」
隙をついたように目の前にあった妙の唇に軽くキスをすると、
妙は顔を赤くしながら怒り出した。
「ちょっ…実家ではやめてくださいよ!こんなのお義母様達に見られたら…」
「見せ付けてやれよ」
「私は真剣に言ってるんですっ!」
今日改めて妙に惚れ直した。
俺はかなりこいつに惚れ込んでいるらしい…
数ヵ月後。
俺は仕事の合間を縫って都内の某有名ジュエリーショップにいて、
ガラスケースの前で頭を抱えていた。
柄にもなくかなり迷う…
というか、どうしたらいいのかわからない。
「お客様。何をお探しでしょうか…?」