イジワル社長と偽恋契約
「え…」
完全に気を抜いて幸せを感じながらほんわかと卵酒をすすっていた私に、
全く予想もしていない言葉を旭さんから向けられる…
不意打ちとはこのような物なのだとたった今経験してみてわかったが、
驚きすぎて言葉もない。
おまけにただ今インフルエンザで部屋着姿。
すっぴんで女としては最低なコンディション状態。
「本当は会社の50周年イベントが終わってからと思ってたんだけど…今言いたくなって…女が好きそうなロマンチックとかそういうシチュエーションじゃなくて悪いな」
涙をこらえながら首を横に振ると、旭さんはベット横の棚を開けて小さな箱を取り出して私に差し出した。
「俺と結婚して下さい」
2人しかいない部屋の中で私は突然プロポーズを受けた…
突然過ぎて言葉を失いながら受け取った箱を開けると、
そこにはシルバーのダイヤの指輪が入っていた。
私には大き過ぎる程のダイヤモンドはキラキラ輝いていて、
手を震わせながらそっと取ると、旭さんの手がこっちに伸びて来て私の手から指輪を取った。
「まだ付き合って日は浅いけど…俺にはお前しかいないからいつプロポーズしても一緒だと思って…先延ばしにして婚期逃したくないしな」
旭さんの言葉にクスクス笑うと自然に目から涙が零れてきた。
幸せ過ぎて言葉が出ないよ…
私は今きっと世界で一番幸せ……
完全に気を抜いて幸せを感じながらほんわかと卵酒をすすっていた私に、
全く予想もしていない言葉を旭さんから向けられる…
不意打ちとはこのような物なのだとたった今経験してみてわかったが、
驚きすぎて言葉もない。
おまけにただ今インフルエンザで部屋着姿。
すっぴんで女としては最低なコンディション状態。
「本当は会社の50周年イベントが終わってからと思ってたんだけど…今言いたくなって…女が好きそうなロマンチックとかそういうシチュエーションじゃなくて悪いな」
涙をこらえながら首を横に振ると、旭さんはベット横の棚を開けて小さな箱を取り出して私に差し出した。
「俺と結婚して下さい」
2人しかいない部屋の中で私は突然プロポーズを受けた…
突然過ぎて言葉を失いながら受け取った箱を開けると、
そこにはシルバーのダイヤの指輪が入っていた。
私には大き過ぎる程のダイヤモンドはキラキラ輝いていて、
手を震わせながらそっと取ると、旭さんの手がこっちに伸びて来て私の手から指輪を取った。
「まだ付き合って日は浅いけど…俺にはお前しかいないからいつプロポーズしても一緒だと思って…先延ばしにして婚期逃したくないしな」
旭さんの言葉にクスクス笑うと自然に目から涙が零れてきた。
幸せ過ぎて言葉が出ないよ…
私は今きっと世界で一番幸せ……