イジワル社長と偽恋契約
「妙」
「あ…社長」
すると会場から旭さんが出てきて、私を見つけるとこっちに近づき私の隣に腰掛ける。
「抜け出して来ていいんですか?」
「トイレだって言って出てきた…そうでも言わないと休めない」
「そうですが…」
こんな所で2人でいる方が逆に目立つんじゃ…?
私達の関係を会社で隠してる訳じゃないけど、
なんとなく社員達にはあんまり見られたくないんだよね…
結婚したら社員に報告するべきなのだろうか…
上司と部下の関係でこういう運びになったカップルなんて稀だろうし、
どうするべきなのか正解がわからないな…
「社長」
会場から出てきたのは峰本副社長で、私はさっと立ち上がって旭さんから離れる。
「お邪魔でしたかな?」
「…そうですね」
2人でいた所を見てニヤニヤと笑う副社長は、
私達の関係を知っていて旭さんと顔を見合わせて笑う。
今のところ私と旭さんが婚約したというのは、副社長と数人の上部の人間だけ。
「あ…社長」
すると会場から旭さんが出てきて、私を見つけるとこっちに近づき私の隣に腰掛ける。
「抜け出して来ていいんですか?」
「トイレだって言って出てきた…そうでも言わないと休めない」
「そうですが…」
こんな所で2人でいる方が逆に目立つんじゃ…?
私達の関係を会社で隠してる訳じゃないけど、
なんとなく社員達にはあんまり見られたくないんだよね…
結婚したら社員に報告するべきなのだろうか…
上司と部下の関係でこういう運びになったカップルなんて稀だろうし、
どうするべきなのか正解がわからないな…
「社長」
会場から出てきたのは峰本副社長で、私はさっと立ち上がって旭さんから離れる。
「お邪魔でしたかな?」
「…そうですね」
2人でいた所を見てニヤニヤと笑う副社長は、
私達の関係を知っていて旭さんと顔を見合わせて笑う。
今のところ私と旭さんが婚約したというのは、副社長と数人の上部の人間だけ。