イジワル社長と偽恋契約
冗談交じりでどこか真剣で…

これも彼らしい答え。


完敗だ。

思っていた以上の最高の回答。

賭けは私の負け…






「好きだ」

「私も…好きです」


旭さんは私をぎゅっと抱きしめながらキスをすると、持っているグラスを取り上げテーブルに置いた。


ちゅっと何度かリップ音がして次第に緊張が増し、隙をついたように口に舌を入れてくる旭さん。




ドサ…


そのままキスをしながらベッドに倒れ込んで、旭さんのキスは口から首元に移り少しくすぐったい感覚を味わう。

旭さんの片方の手は服の上から私の胸にそっと触れた。


ひとつひとつの動作にビクッと反応してしまう。

少し怖いけど嫌じゃない…


もっともっと触れて欲しい…





「あ…」




ジ…


私の着ているパーカーのチャックを下ろして中のTシャツまで丁寧に脱がせると、

下着だけつけている状態に…


旭さんは私の体を起こして抱きしめるように背中に手を回すと、ブラジャーのフックをパチンと外した。



スルスルとブラジャーが外れて私は慌てて胸を手で隠すと、

旭さんはまた唇にキスしながら私の緊張を解くように固い腕を徐々に解いていく…


しばらくすると唇を離して優しく微笑む旭さんは、

私をそっとベッドに寝かせると鎖骨の辺りにキスを落とした。


旭さんの硬い筋肉が肌に当たってドキドキする…





「あ……ん…」


自然に出てしまう声に自分で恥ずかしくな る。

旭さんが私に触れる度に声が漏れる…




「っ…」
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