よくわからない君が好きです。
「俺のこと、宇宙って呼べよ。」
「ご!ごめんなさ……い?」
反射的に謝ったけどなんかかいわ噛みあってないよね?
「なにが、ごめんなさいだ?俺の名前呼べねぇって言ってんのか?」
そ、そういう訳じゃないし。それに、君身長高いから怖いんだよ。
「いや、呼べます!!呼ばせていただきます!!宇宙様!!」
背筋までピシッと伸ばして敬礼する私。
「プッ!!宇宙様とか、笑えるわ!宇宙で良いんだよ!」
……どうやら宇宙のつぼにはまったらしいです。