生意気男子のマネージャー
VS3♥︎呼び出し
「せんぱーい。先輩?そんなプリプリしてたら、眉間にしわが寄りまくりますよ?」
「うるさい。」
「せんぱーい。みてくださいよ。外雨降ってますよ。」
「だから?」
てゆーか、なぜこうなった。
キスされて、あの後は走り去ってすぐ家に帰って歯磨きして、歯磨きして、歯磨きしたのに。
次の日来たら、勝手に人のファーストキスを奪った相手にストーカーされるという、
本当になんなの!?
「聞いてますか?」
「聞いてない。」
「聞いてるじゃないですかー。」
「うるさい、しつこい、黙って。」
「先輩ひどい。そんなに酷いなら…。」
グイッと壁際に寄せられる。
「なにする…。」
「また、チューしますよ?」
不敵な笑みを浮かべ、わたしをちょっぴり見上げる。
そんな意地悪い仕草に、不覚にもドキッと…
するわけないだろ!
「邪魔。どいて。」
「うわー。こわ。」
ギロっと睨むと、鬼だ!といいながらヘラヘラしてる小松くんに、わたしはイライラした。