生意気男子のマネージャー
「きゃー。かっこいい!!」
「だれ?1年?」
「可愛い。天使の微笑みだ!」
たちまち噂になってる。しかも、天使の微笑み!?
中身を知った人と知らない人で、こんなにも差があるんだ…
はっ。騙されてるし。と他人を心の中であざ笑う中、グイッと手を引かれる。
「先輩、ちょっと来てください。あっ、桜庭先輩借りますね。」
「どうぞ。お好きに〜。」
「お好きにじゃないわい!」
「ほら、先輩行きましょう。」
「なにが行きましょう。だ!」
そういいながらも、引きずられるようにして教室をでた。