24時間あなたのトリコ
イチハラン

ドンドンドン―――
  ドンドンドン―――


「おい、いんだろー!!早く出てこい!!」

外が騒がしい…
呼び鈴を使えばいいのに。


布団の中で一人思う私。
こんな朝早くから、ご近所迷惑な人だ。


この時までは、そう思っていた。

ドンドンドン――

「コンノさーん、いい加減出てきて下さいよー。居留守してるのわかってるんですから」

「……コンノ?えっ!?ウチ?」

おもいっきり身体が起き上がった。
何かの間違えでは。

そう自分に言い聞かせながら、玄関の方へ
向かう。

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