ダサい兄貴がいる友達と仲良くなる話
「美雨… そんなことがあったなんて知らなくて…
進藤さんのこと悪く言ってゴメンね」
いつの間にか紗弥ちゃんも泣いていた。
「これからは、4人で仲良くしようよ!」
星ちゃんが目を真っ赤にしながら、あたしに向かって微笑んだ。
「ありがとう…
あたしもそうしたかったんだけど…
小夜ちゃんが、2人のことは巻き込みたくないって。
あたし、小夜ちゃんと一緒にいたいんだ。
二人のことは大好きだけど、今は小夜ちゃんのことを一番に考えたいの。
だから…
友達やめてください!」
ギュッと手を握りしめ、2人の顔を見た。