ダサい兄貴がいる友達と仲良くなる話


しばらくして…


小夜は、親の説得を受け入れた。

取り返しのつかないことを言ってしまったのものの、それを撤回する言葉が見つからなくて何も言えずにいた。


バカじゃないかと思ったけど、両親との交換条件を聞いて納得した。


小夜が両親に何度も頼んでいるのを見ていたから。


夢を捨ててまで…


高校生活3年間を潰してまで、その条件が欲しかったのか…



小夜がこの高校しか受けてないって聞いたとき、本気なんだってわかった。


オレは、複雑だった…


これで本当によかったのか、小夜には聞いたことがない。

いや、オレは聞ける立場にない…


〜宇宙side 終〜

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