rain kiss『完』


最悪。最悪。最悪ーーっ!!


寝言言ったくらいで廊下立たせんのって何時代の人間のする事よ…。


「今日はついてないなぁ…。」


…てか、よく考えると全部新のせいじゃない?!
だって 朝から新がキス…なんて するからじゃん。


私は唇に触れた。


私、新の事しか考えられなくなってる…。
魔法みたい。


顔だって熱くなってきてるし…。

やば。


めまいもする。


「ぁ…。」



ぐらっっ



「優美?!?!」


「だ…だれ……?」



私は遠のく意識の中で、唇に 何かが触れたのを 感じた……。


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