rain kiss『完』
「俺便所行ってくる。」
「うん。わかったー。」
「あっ、俺もっ。佳奈未待っててねーん。」
「連れションかよ…。」
佳奈未は、龍平君と居る時、本当に楽しそう。
「…。佳奈未、龍平君の事、顔で選んだなんて嘘でしょ。」
「…バレた?あははっ。実は、前にも何度か告られててさー。だんだん、そのポジティブさに惚れたってワケ。」
「ぷっ。龍平君も頑張ったね♪」
バシンっ
いきなり、教室にすごい音が響いた。
ギャル系の女が五人。
私を睨んでる。