rain kiss『完』
「優美おはー。てか、なんでそんな早いのよ。頭でも打った?」
「おはよ。佳奈未ーーぃ………。」
「ん?何かあったの??元気ないじゃん。話してみ?」
「あんね…ー」
私は朝の出来事を佳奈未に話した。てか、愚痴った。
あ、佳奈未とは 渋谷佳奈未。②ヵ月前に入学して、一番にできた友達。私のお姉ちゃん的存在なんだよね。
「へー。そんな楽しい事があったなんてね♪」
「楽しくないからーぁ。」
「でも、イケメンだったんでしょ?」
「…ーうん。でも、性格は下の下!!最悪の悪魔だったし!!!」
「そこまで言われたらなー。心外だな。優美。」
こ…この声は!?
あの…
「変態男?!なんでここに…「穴井新(アナイアラタ)じゃん。優美知らないの?てか、朝のって…」
「あれ?君、優美から聞いたんだ。優美、俺とキスした事、嬉しすぎて自慢しちゃったんだね。」笑。
「そんなんじゃないもん!!変態!!あんたクラスどこよ?!」
「俺は新ってゅーの。新って呼べ。てか、同じクラスだよ?知らなかったの?」
………えええーっ!!!
し…しらなかった。