rain kiss『完』
はぁっはぁっ……。
苦しい…。
苦しい…。
でも…、
心ん中のが苦しんだよっ…。
屋上に着くと、そこには光の世界が広がった。
真っ青な空に眩しいくらいの太陽。そして、白い雲。
「まぢ、ばかみてえっ…。」
涙が頬を伝う。
「なんでよりによって俺だけなんだよっっ…。」
ガンっ。
思いっきり近くにあったパイプを蹴った。
蹴った足は痛くて 本当に痛くて、これが現実なんだっ…って思いしらされる。