レインリリーで待ってる
「……いつから?」
「実は、今日の放課後から……」
へえー、今日なんだ……記念日じゃん。
「そ、そっか……まあ、おめでとう……」
「あ、うん……サンキュー」
なんか、急に馬鹿らしくなってきた。
さっきまであれほど、浮かれてた自分が。
しかも、2年も想い続けたなんて。
まったく、無駄な2年だったよ。ほんと。
あーあ、泣きたいな。
でも、公生くんが好きならそれでいいじゃん。
明日菜だって、きっと私と会うの気まずいだろうし。